社会に出て生きる以上、人とのつながりは決してなくすことのできないこと。
人とのつながりはプラスに働くことがほとんどですが時にマイナスに作用する瞬間があります。
ここではストーカー、つきまとい、痴漢など自分の身に恐怖を覚える犯罪に対する対策をまとめています。
今すでに被害に合っている人はもちろん、まだ被害を受けたことがない人も頭の片隅に置いていただけると幸いです。

【ストーカー/つきまとい/痴漢の被害】

・後を付けられる

・盗撮される

・モノを盗まれる

・じっと見つめられる

・SNSを監視される、荒らされる

・自分の情報を収集される

・行く先々についてくる

・一方的に関係を要求してくる

・しつこく電話やメールをしてくる

・郵便受けを触られる

・一方的に贈り物をしてくる

・身体に触れてくる

・身体を触らせてくる

・体液をかける

・卑猥な画像を共有される

・鞄に異物を入れられる

・身体の匂いをかがれる

・家族に近づこうとする

・周囲の人間に嫌がらせをする

・その他

ストーカー/つきまとい/痴漢(以下、迷惑行為と表記)は主に男性から女性に行われることが多い犯罪でしたが今では犯罪も変化していて、男性から男性への被害だったり女性から女性への被害も事例があります。迷惑行為は徐々に行動がエスカレートする特徴があるので、被害が小さい早い段階で対策をとることが大切です。以下、今すぐできる簡単ながら効果が期待できる迷惑行為対策です。

【迷惑行為対策】

・警察に相談する
不安を感じたらまずは警察に相談してください。元交際相手からの迷惑行為など、相手の素性が把握できている場合は被害届を出せば接近禁止令が敷かれる場合もあります。法的に解決できるのであればまずはその方法をとるようにしましょう。

・公共交通機関を利用する際、毎回同じ時間、車両を利用しない
迷惑行為の始まりは加害者に目を付けられることから始まります。目星をつけた加害者は次に、いつどこに行けば被害者と接触できるか情報を集めようとします。毎回同じ時間、同じ場所に来ることが把握されてしまうと、後を付けられる要因になったり、盗撮、痴漢などの被害につながる恐れがあります。

・加害者が割れている場合協力者に同伴してもらう
痴漢の場合多くは電車内で犯行が行われます。加害者の面が割れているケースも少なくなく、被害者は加害者をホームで発見した時から恐怖を覚えてしまいます。もし事前に加害者が割れているのなら協力者を募って監視してもらいましょう。協力者は警察が理想ですが難しい場合はなるべくごつめの男性がベストです。ただし現行犯逮捕するには一度被害に合わなければいけない上に怪我人が出る恐れがあります。電車を遅延させることも確実なので、そういったことに抵抗感がある方は、協力者から加害者に対し明らかに監視してる雰囲気をみせて、今までの犯行がバレてるぞとわからせましょう。被害者とは知り合いだとわかりやすく演出したうえで睨みを効かせるだけでも効果的です。痴漢者は臆病なので一回そういう経験をすれば同じ被害者に手を出しづらくなります。加害者を確保することはできませんが、自身の身を守ることを優先するべきです。よく利用する駅の係員に相談すれば警備を強化するなどしてくれる可能性もあります。

・中が見える鞄を利用しない
なるべく出し入れ部分がしっかり閉まる鞄を利用しましょう。中が見えると窃盗の被害にも合いやすくなります。異物混入もされやすくなります。外見がいいことや利便性があるのは確かですが、迷惑行為被害を受けている場合は改善すべき要因です。

・駅や繁華街など人が多い場所で時々大げさに振り向く
迷惑行為の加害者は総じて敏感なのが特徴です。被害者がいつもと違う行動や明らかに周りを警戒してる雰囲気があると、近づくのを止める可能性が高まります。さらに人通りの多い場所でやることで、いつでも周りの人に頼ることができる状況で安心感があります。加害者も周りの人や交番に駆け込まれたら厄介と感じターゲットから外されることも。

・カメラで撮影してるふりをする
まるで周りの風景を撮影してるかのようにふるまうことは効果的です。もちろん周りの人に迷惑がかからない範囲で行ってください。迷惑行為の加害者は犯行がバレることはもちろん証拠が残ることも嫌います。「今こっちを怪しんで撮られた?」そう思わせられたら迷惑行為が継続する可能性はぐっと低くなるでしょう。

・過剰に露出の多い服装で出歩かない
加害者のせいで被害者の生活に制限が課せられるのは納得がいきませんが、服装を変えることは効果的な手段です。迷惑行為の加害者の動機のうち8割以上で性欲が絡みます。視覚から得る情報は一番性欲を刺激しやすく突発的な犯行を促します。電車やバスなど大勢の人がいる公共の場では一枚羽織るなどなるべく露出を控え、目的地(レストランや観光地など)でオシャレを楽しみましょう。

・何処かから出るときに周りを見渡す
自身がどこか施設から出るとき周りを見渡すようにしてください。迷惑行為加害者は被害者が出てくるのを今か今かと待つあまり、出入り口を凝視しがちです。そこで目でも合ってしまえば犯行を中断する可能性もあります。特に実行しやすいのはトイレです。トイレは男女で分かれているため多くの加害者が異性である迷惑行為の場合、背後に加害者がいることはありません。トイレから出るときに前方に集中して注意を払うことが可能です。また、性質的に奥まった場所に配置されることが多く、警戒する範囲が狭いのもポイントです。

・SNSでリアルタイムの投稿をしない
SNSを利用した迷惑行為が容易になっています。特にリアルタイム投稿を行うと、自分の現在地が把握される可能性があります。現在地を把握された場合、その場所に加害者が来る、留守宅に侵入される恐れが増します。もしリアルタイム投稿を行う際はフォロワーのみに公開するようにするか仲間内で楽しみましょう。

・SNSに自宅周辺を投稿しない
自室はもちろん自宅周辺でよく立ち寄る場所なども投稿することは控えましょう。コンビニの内装、街路樹の並び方、周辺の景色から概ねの範囲を絞ることは可能です。自宅を知られることは、盗聴や窃盗、強盗や強姦につながる大変危険な状況なので、投稿しないようにしましょう。

・SNSに個人情報を載せない
ビジネスを目的としたアカウント以外は個人情報を載せないようにしましょう。名前、誕生日、連絡先、勤務先、学校名など。特に名前や勤務先はほかの情報も収集できる重要な情報になるので控えましょう。

・郵便受け等に注意書きをする
郵便ポスト等に嫌がらせされる場合は注意書きを貼りましょう。ポスティング業者によるとチラシ禁止のポスターや注意書きがあるだけで投稿をしない割合が倍以上になるそうです。マンションなどの場合個別に注意書きを貼っているのも珍しくなく、「監視カメラ撮影中」や「嫌がらせ犯警察に相談済み」など文言だけでも効果が期待できます。もし本当に監視カメラで撮影した場合、撮影動画を印刷して貼り付けるのもいいでしょう。

・人通りが少ない場所でイヤホンをしない
周りの音をしっかり聞いて付きまとってる人がいないか確認して行動しましょう。特に最寄駅から自宅付近にかけては加害者が最も警戒するゾーンです。人通りが少ないところでは大胆な犯行に出る場合もあるので、周囲の情報は拾えるようにしましょう。明らかに怪しい人物がいた場合、遠回り、繁華街で滞在する、交番に届け出るなどして対策しましょう。

・男物の下着を干す
ベランダ等に男物の下着を干すことで男性の存在をアピールします。男性と同棲している女性の場合、迷惑行為の被害を受ける可能性が格段に減ります。さらに外に干すのは男性物の下着だけとして女性ものの下着は部屋干しすることで、部屋の特定などの被害も抑えることができます。

・外出中も部屋の電気を付けておく
継続的な迷惑行為の被害者の多くは一人暮らしです。帰宅した時に電気がついていないと、外から見たときに部屋を特定される恐れがありますし、同棲相手がいないことも把握されます。なるべく一人暮らしだということがわかられないように、外に明かりが漏れる部屋は電気をつけっぱなしにしておきましょう。

・誰かが見てると感じたら郵便受けを触らない
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、触っていた郵便受けで部屋番号を特定される恐れがあります。また郵便物から氏名などの情報が漏れることがあるのでフロントに誰かいたり見られてる気がしたら念のため郵便受けはスルーして帰宅しましょう。

・画像受信は連絡先共有者とだけ
様々なアプリで画像共有が可能になりましたが中にはその場にいる見知らぬ人にも画像を共有できるアプリがあります。そういったアプリを利用して卑猥な画像を送信し反応を楽しむ迷惑行為が存在します。これらは画像受信設定を連絡先共有者だけにすることで対策が可能です。新しいアプリなどをインストールした際は設定をしっかりと見直すようにしましょう。

・同性が利用する施設でも注意を払う
温泉施設などを盗撮した動画を販売する手口の犯行があります。同性だからと言っても金銭目的で盗撮を行う場合が考えられるので、脱衣所などでスマホを向けられたり明らかに怪しい人物がいた場合は係員に相談しましょう。

・周囲の人に被害を告白する
これは人によっては難しいことかもしれませんが、やはり頼れる人には頼っておくべきです。同僚や家族、友人等に被害を告白することで、それらの人に二次被害が出た時に驚かれなくて済みます。協力して対策を練ることもできますし、自分自身も気まずい思いをしなくて済みます。一人で抱えるよりは気持ちも楽になるはずなので積極的に相談するようにしましょう。

迷惑行為に対する対策は様々ありますが、総じて言えることは周囲の情報に敏感になることが大切と言えます。加害者は被害者が自分の存在に気づいたと感じたら犯行を躊躇する傾向にあるので、周囲をよく見るタイプの人間とアピールすることで被害を防ぐことに繋がります。実際に周囲をよく見ることで異変に早く気づくこともできます。

今の時代、スマホや携帯ゲームに夢中になる人が多いですがあまりに熱中しすぎると、気づかないうちに迷惑行為の被害者になる可能性が高まります。犯行がエスカレートすると身体的接触や個人情報の拡散など、心身共に被害を受けることもあるので、冒頭にも言いましたが早め早めの対策が大切です。

当事務所では迷惑行為に悩む方の為にストーカー調査を設けています。帰宅時に怪しい人物がいないか監視する二重尾行調査や自宅周辺を監視する張り込み調査、加害者の情報を収集する加害者情報判明調査を実施し、被害を最小限に抑えることを目的とした内容になっています。

当事務所のストーカー調査の一番の目的は被害者の身の安全です。加害者を捕まえて罰することができればそれに越したことはありませんが、最終的な目的は身の安全の確保になります。加害者を確保する場合と被害を防ぐ場合とでは対策内容も変わってきますので、相談内容に合わせて講じさせていただきます。

どんな些細なことでもご自身が不安を感じればそれは迷惑行為の可能性があります。事件性があってもなくても調査することは可能です。被害が大きくなる前に、ご自身の身を守るために、いつでも大川探偵事務所にご相談ください。

(被害者の関係者からご相談される場合、ご契約は被害者ご本人様とさせていただきます。ご相談やお見積もりは関係者の方のみでも承ることが可能です。お気軽にご相談ください)