不正している人を見てるとやっぱりどこか普通の人とは感覚が違うんだなぁと思うことがあります。全体的に非常識というか自分本位な人が多い印象で、先日こんなことがありました。


その調査では就業規則違反をしている可能性がある人物を尾行・監視していたのですが、行動範囲が広く調査も長時間に及んだため対象者と何度か同じエレベーターに乗車する機会がありました。(もちろん都度乗車する調査員は変えて)


その際、対象者はエレベーターの一番奥に行きたがるのです。人がそこそこ乗っていようと間を縫って一番奥まで行きます。


その割に、最上階ではなく途中階で降りるのでまたしても人の間を縫うようにすり抜けて降りていくのです。人の前に立つのが嫌なのか、移動中操作していたスマホの中身をよっぽど見られたくないのか。


私の時はそんな調子でしたが違う調査員が同乗した際はエレベーター内に対象者含め4人だけ。対象者が降りる際に調査員が開くボタンを押してあげていたそうなのですが、ありがとうございますはおろか、軽い会釈や目配せもナシ。


その後も様子をうかがっていると、コンビニの店員にも愛想が悪く、袋入りますか?も無視。電車では大きな荷物を持って入り口付近で立ち往生。


結果、就業規則違反も犯していて懲戒処分の対象となったのですが、、、。対象者は以前から社内での評判も悪く新人には会社のマイナスになるような噂も立てていました。


その影響が新人教育に出始めている予兆があったのでご依頼に至ったのですが、やはり対象者の行動は就業規則違反以外でも違和感を感じることが多かったです。



対象者がこのような行動をしていたのには会社への不満や仕事のストレス、プライベートが充実していないなどの要因があったようですが、私と調査員は自身の行動や言動が要因ではないかという見解で一致しました。


対象者がストレスをため込んでいるのは自身の責任部分が多く、調査中も「そういうとこやぞ」と感じることが一回や二回ではありません。周りを変えるには自分の行動も変えなければ結果は出ない、調査を通じて教訓となった出来事でした。


ちなみに私は関西出身ではありませんが調査員の一人が関西人の為たまに口調がうつります。ご了承ください。



大川探偵事務所横浜本部 代表
大川 健司