重すぎた代償

ご相談者様 : 株式会社K様(法人)
調査項目 : 素行調査
対象者 : 従業員
【ご相談内容】
ある従業員に就業規則違反を犯している疑惑があり、事実確認の為調査に至る。主に、就業中に業務とは無関係のことをどれだけしているかどうかが代表様及び役員様の確認したい点。
状況証拠が揃えば、内容により減給もしくは懲戒解雇も検討する方針で進める。
【調査日 20〇〇年〇月〇日】
9:00
調査員、株式会社K周辺にて、監視態勢に入る。
9:45
対象者、株式会社Kより出、○○駅方面へ向かう。
10:00
対象者、○○駅に入り、電車にて移動する。
10:15
対象者、△△駅に到着、徒歩にて移動する。
10:30
対象者、△△町に所在する取引先に訪問する。
11:30
対象者、取引先より出、移動する。
11:40
対象者、飲食店に入る。
12:10
対象者、飲食店より出る。
12:15
対象者、喫茶店に入り、スマートフォンやPCを操作する。
13:05
対象者、PCにて、オンライン会議をする。
(のちにこれは取引先との打ち合わせだったことが判明)
14:30
対象者、オンライン会議を終了する。
14:40
対象者、喫茶店より出、△△駅に向かう。
14:50
対象者、△△駅に入り、電車で移動する。
15:15
☆☆駅に到着、下車する。
15:20
☆☆駅より出、周辺に所在する不動産屋に入る。
15:40
対象者、不動産屋の店員と共に店を出、車で移動する。
15:50
店員と共に物件を計3件見て回る。
(内覧した物件はどれも2LDKほどの間取りで住居用のマンションと確認)
17:30
対象者、不動産屋より出、電車にて、勤務先方面へ移動する。
18:15
対象者、勤務先に帰社する。
18:20
ご相談者らと協議の結果、本日の調査を終了する。
【後日】
同様の調査を実施し、就業中に飲酒する証拠を入手。当日は外回り現場から直帰の予定であったが、退勤時間まで2時間以上ある状況にもかかわらずコンビニで酒類を購入しその場で飲酒した。調査結果より、対象者は就業規則違反を日常的に犯しており、そのために本来なら直接訪問すべき取引先についても、オンラインで済ませていたことが判明。
対象者は事実を認め、物件内覧は彼女と同棲するため、飲酒は仕事のストレスだと証言した。他の従業員の士気や取引先からの信用問題にかかわるとして、対象者には懲戒処分(減給)が下された。
【調査結果】
入手情報 : 就業規則違反の証拠2回分
調査回数 : 2回
調査時間 : 合計18.5時間(9.5時間・9時間)
調査料金 : 185,000円(税込み)
実費経費 : 6,000円(電車賃、車両代など)
合計金額 : 191,000円(税込み)
今回の事例は、従業員による就業規則違反を確認するための調査でした。結果ご依頼者様らが定めた規則に明確に違反していた証拠が撮れたため、対象者に処分を下すこととなりました。業務のオンライン化が進み、従業員の素行が把握しづらくなったことを懸念されていたご依頼者様らは、以前より従業員の間でも悪い噂になっていた対象者の調査に乗り出しました。
対象者の態度や素行は社内でも不平不満の声があり、従業員、主に対象者以下の部下の士気にかかわる重要な問題でした。今回の調査結果を経て、規則に則った処罰を下したことで、一部の不満は軽減され会社として動いてくれたことが逆に従業員からの評価につながったとのことです。逆に対象者は会社や他の従業員からの信頼と評価を失う結果となりました。
最近は、会社と従業員の関係が難しくなってきています。従業員が会社を訴えたり、短期間で退社する人も珍しくありません。会社としては長く心地よく働いてもらうことが経営的にも社会奉仕的にも目指すところではあると思います。従業員の不平不満が可視化され且つ声を大きくしやすくなった今の時代。従業員を雇う立場の人たちは今まで以上に環境に気を遣わなければならないのかもしれません。
就業規則は会社ごとに異なるものなので、問題のある従業員にどのような対処が出来るか、他の従業員に与える影響は、調査で事実確認をする価値はいかほどか、これらを踏まえた上で役立てることがあれば、是非、会社の運営に探偵をご利用ください。法人様からのご相談いつでもお待ちしております。