突然ですが、筆者(代表大川)は自炊をします。18歳の時に東北地方の片田舎から上京し一人暮らしを始めたタイミングで、特に何の疑問も持たずに自炊というものを始めました。
もちろん外食やテイクアウトもしていましたが、日々の食事の基本は自炊であったことは間違いありません。何故、若かりし頃の自分は自炊を始めたのか、そして今も尚自炊を続けている理由は、、、。
今回は自炊をする男について綴ります。

私が自炊を始めたきっかけは一人暮らしです。実家に住んでいた頃は決まった時間帯になれば勝手に用意されている食事でしたが、一人暮らしではそうはいきません。自分で食事を用意しなければいけない、その状況に立たされた時にまず選択したのが自炊でした。理由は、、、あまり定かではありませんが恐らく、食べたいものがあってお店で食べると高かったから、だと思います。
上京して最初に作った料理は海鮮丼ということは鮮明に覚えていて、具は赤身とサーモンと卵黄でした。海鮮丼は果たして料理と言えるのかの定義はさておき、18歳の自分にとっては立派な自炊。お腹が膨れるほどの海鮮丼が700~800円くらいで食べれることが当時嬉しかったです。

料理の中では割と簡単な海鮮丼から(もちろん酢飯ではなく白米だったのは言うまでもない)自炊人生をスタートさせたのが良かったのか、こんな簡単なら自分で作ったほうがいい、と思えることが出来ました。その後は出来そうなものは自分で作るという考えが当たり前になり、お店で食べるよりも安く多く食べれるものは自分で作る「自炊をする男」が爆誕したのです。
自炊をする男はその後も自炊をし続け、初めて行く土地では必ずと言ってもいいほどスーパーに立ち寄ってその土地独特の雰囲気を味わうことに楽しみを覚えるまでになりました。このスーパーは生鮮が強い、ここは総菜が豊富、こっちはタイムセールがねらい目など、スーパーによって特徴は異なり、その日の環境によって献立を考えることさえ男にとっては楽しみの一つになっています。

逆に、外食をする際はある条件設けるようになりました。その条件とは、自分で美味しく作ることが難しい物、もしくは自炊よりもお得感が強い物、です。前者に関しては主にラーメンやとんかつなどが例に挙げられます。自炊することも可能ではありますがお店で食べたほうが何杯も美味しく満足度が違うことから外食では選びがちなメニューです。
後者はお代わり自由のお店や割引のお惣菜などが挙げられます。このご時世でもご飯お代わり自由や大盛無料、味噌汁やドリンク飲み放題などを取り入れてくれている飲食店があります。男の中でも割と大食漢な私は、年を重ねてもやはり大盛無料やお代わり自由などの言葉に反応してしまいます。外食は外食でメリットがあるので、自炊だけにこだわらずいいバランスで食べたいものを食べることが自炊を続けるコツでもある気がします。

私は自炊を身に着けて10年以上の月日が経ちましたが、決して料理上手ではありません。ただ自分好みのご飯を作ることが出来ます。自炊はあくまで自分の為にするものであって、人に施す料理となるとまた気持ちが違う気がします。
自炊は自己満足であり我が儘であり自由であるべきだと私は思います。誰に指摘されるでもない、ある意味自分と向き合える大切な時間。それが私にとっての自炊なのです。

今回は自炊をする男と題して綴ってきましたが、共感していただけるところはありましたでしょうか。食事は人間の三大欲求の一つでもあり、健康に直結するとても大切な時間です。
職業柄、食事がうまく喉を通らない心情の方を沢山見てきました。そう見受けられた方には絶対に、食事をしっかりとってくださいねと伝えるように心がけています。空腹はネガティブの原因になるからです。美味しいものを食べた時はポジティブになります。どんな時でも自分のご機嫌を取れる、そんな最強メニューを考えておけば役立つかもしれませんね。
このブログを見てくださった皆様の、今日これからの朝ごはん、お昼ごはん、夜ごはんが、美味しく満足いくものでありますように。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
大川探偵事務所横浜本部 代表
大川 健司